東北Jazz事情 昔は東京の街に幾つももあったようなジャズ喫茶がまだ残っている。　ちょっと紹介。
	一関：　ベーシー 一番に思いつくのがここ。かつてカウントベーシー楽団が日本に来た時にここでライブをやったことは有名。 マスターの変人ぶりは有名なそうで、行ってみると確かに無愛想。JBLの黒いシャツ着たマスターが店内をウロウロしていた。 蔵を改造したという店内、入って正面にJBLのばかでかいスピーカー。やや右側にグランドピアノ。右奥にミキシングルームとカウンター。 ミキシングルームが奥にあるせいか、とにかく第一印象は音がデカイ。これは良く聞く噂。　フルバンドのLPを続けてかけていましたが、3枚目が始まったところでGive Upしました。
	一関：　ルイス 一関から一軒。行ってみると、あれ、酒屋？稼業を継ぐために東京でサラリーマンしてたマスターが故郷に戻って作ったそうです。 コンクリート造りの家はタンノイを置くために作ったそうで、半分が酒屋、半分が喫茶店というよりは、オーディオ・リスニングルーム。タンノイでジャズですか？って思わず失礼なこと言ってしまった。 話好きのマスターと話をしてて、それ以来気になってしょうがないことが一つ。 Bill EvanceのWaltz for Dabbyを聞かせてくれたんですが、７ヶ所地下鉄が通過する音が入っているって言う。 確かにVillage Vangardは7thアヴェニュー沿いにあって、１，２，３等の地下鉄が通っている。何度も行っていますが、下鉄の音が入る程の響きを感じたことは無い。　Village Vangardには何回も行ってるけど、はて、地下鉄の通過に気が付いて事は無い。 家に帰って「Waltz for Dabby」聞いてみたけど解らない。友人のJBL&Macintoshのシステムで聞いても解らない。 ついでに新しい発見：このアルバム、ベースとドラムが右側聞こえる。　Village Vangardのステージはピアノが左で、右にベース、ドラムが一般的。　ミキシングの時に左右の振り分けを逆にしたのでは？ もしWaltz for Dabbyで左から地下鉄の音が聞こえたら、うーんつじつまが合わない。 もう一度行って、どこの部分で聞こえるか、マスターに教えて貰いたい。 後日談： 気になってしょうがないので、半年後にまた訪れて、聞かせて貰いました。うー、確かに最初の曲「My Foolish Heart」のテーマ部分ですでに「ブブブブブブ・・・・」という低い音が入っている。右斜め上、ピアノの少し上から聞こえる感じ（ステレオなので上下感がどこから出てくるのかは疑問ですが）。 オリジナルLPだけでなく、CDでも聞こえるとのこと。店を出てから手元にあったiPhoneの演奏を聴いてみたら確かに同じ場所で聞こえる・・・・・気がする。 ちなみに一番良く聞こえるのは日本で特別にカッティングしたモノラル版だそうです。 結局、聞いているうちに演奏に引き込まれて、後の７回は分からずじまい。それでいいのだ。このアルバムはエバンスとスコットラファロの共演が素晴らしいのです。 2回目の訪問で気がついた。マスターを話をしているとたまにメモ取っている。実は会話の内容がブログのネタになってて、私のことも書かれていました。(＾＾;)
	仙台：　カウント 三越の傍、アーケードから一本裏道に入ったところ。JBL中心の典型的な昔い風のジャズ喫茶。　席に小銭入れ落として店を出たら、親切なマスター、飛び出してきて渡してくれました。